親父の隠れ家

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三十路を迎える親父が隠れて記事を書き始めました。

【転職】一部上場企業を捨てて転職をする

以前僕自身がエンジニアとして転職をしたものの、営業へ異動させたれたお話を書かせてもらいましたが実はその会社は昨年の6月に退職をして新しい会社で働いています。

 

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今は悠々と働いていて更に次の転職に向けて絶賛勉強中なのですが、一部上場企業であった前職を退職した理由について暴露していこうかと思います。

 

■成金思考に嫌気がさした

全てはこれに尽きるというか、根本的な部分であるというか、一部上場をしたばかりということもあって役員以上の人たちと実働部隊との間で意識に大きな差がありました。

 

よくある「現場無視」状態です。

 

ことあるあ度に「一部上場企業として…!」を強調してくるのですが、上場したことの実感というのがまるで感じられない社員からしてみれば、そんなことを声高らかに言っている役員の姿は滑稽というか痛々しいというか…

 

結局、傍から見れば一部上場の冠が付いてはいますがそれは形だけで、社員に対する還元が一切なされず窮屈になっただけでした。

 

■捌く人間の枯渇

エンジニア派遣が主軸の事業であったのでエンジニアの採用を積極的にやっている企業でした。

 

これだけ見れば、昨今エンジニア不足からしてみても当然のことだと思われますが残念ながら実情は"エンジニアの積極採用"ではなく"エンジニアになりたい人を積極採用"しているだけだったんですね。

 

よく見る"未経験OK"ってやつです。

 

さて、エンジニアを他企業のプロジェクトへ派遣させることで単価をもらい、利益を生み出しているのですが、そんな素人ばかりを採用されたらどうなってしまうのか。

 

答えは「待機コストが増加する」です。

 

営業努力という部分も勿論ありますが、素人ばかりが参画できるプロジェクトなんてそんなに数があるわけじゃないというのが現実なのです。

 

いや、あるっちゃあるんです。

例えば企業の情報システム部とかのサポートや社用携帯や社用PCのキッティングとかそういうの。

 

でもね、彼らも素人ながらにも「エンジニアになりたい」という志を持って入社してきているので「思っていたのと全然違う」と不満を漏らしてくるわけです。

 

そりゃそうだよね。

そんなバイトみたいな仕事を「エンジニアの仕事」として受け入れられないよね。

100歩譲ってエンジニアが受け入れてくれたとしても、今度は派遣先との単価交渉で揉めるわけです。

 

前述した「一部上場企業で…」のくだりと「大量採用による採用コストの増加」をカバーする為に相場を超えた単価を吹っ掛けさせられるのです。

 

もうね、客先に立つ身としては、こんなしょうもない弊社の素人社員を受け入れようとしてくれているのだから頭を下げてでも捻じ込ませて頂きたい…という気持ちなのに、頭おかしいんじゃねぇのコイツ…みたいな単価を提示するわけです。

 

上から最低ラインとして設けられた単価を割って捻じ込むために、待機コストが発生する方がマイナスであることや、捻じ込もうとしているエンジニアがコミュ障のポンコツで拾ってくれる企業はここしかないとかあの手この手を使って上を納得させなければなりません。

 

もうね、何やってんだろう自分…となります。

そんなわけ分からん状況に不満を持っていたのは僕だけではなく、年末までに3人、春先に2人と営業が辞めていき気付けば4人しか営業が残っていないような状況。

 

本社だけでも1000人以上のエンジニアを管理しているので営業1人あたり200人以上を管理しなければならないという環境が生まれました。

 

うん、辞めるよね。

 

インセンティブが不明慮

営業の唯一の楽しみであるインセンティブも翌月支給ではなく、なぜか賞与と同時支給ということで半年経たないともらえない。

 

しかも申告自体、営業同士で成績(数字)の貸し借りをするので全くもって不明慮。

そしてそれがまかり通るずさんな管理体制。

 

やってらんないです。

 

■おわりに

愚痴だらけとなり読んでいて不快に感じられた人がいたらごめんなさい。

 

けども一部上場企業だからといってもその中身が伴っているとは限らないということが少しでも伝わったならば幸いです。

 

 

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