親父の隠れ家

親父の隠れ家

三十路を迎える親父が隠れて記事を書き始めました。

【転職】辞めることを匂わせたら大変なことになった

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絶賛転職活動中なのですが、円滑に辞めれるように、いきなり辞めるのは部署内に迷惑がかかると思い、気遣って匂わせたのが間違いだった。

本社勤務ということも手伝って一気に社長まで話がぶち上がり、専務、常務、部長と色々出てきてどえらい騒ぎになりました。

 

ヒアリング開始

 

今後どうしていくのかを主題にヒアリングが開始。

 

ヒアリングと言えば聞こえは良いけど実際の中身は「やってくの?辞めるの?どっちなの?」

 

そんな選択肢の無いYES/NOの二択。


本音を言えば「辞めるつもりで転職活動し始めたけど、まだ次決めてないからまだ辞めないよ。次決めたら退職願出すね!」なんだけど、そんなこと言える雰囲気でもなければ相手も悪い。

 

その場は「(速攻で次決めるから)考えさせてください」と3つ目の選択肢を見出し活路確保したかと思いきや「2、3日で決断しろ」と活路遮断。


一瞬にしてデッドエンド

 


2、3日で内定なんてもらえる訳が無い

 

回答を持ち帰ってみたものの、慢性的人手不足な黒い企業を除き2・3日で内定が出るところなんて滅多やたらにないわけで。

 

作戦を練る時間が欲しかったものの、結局YESと答えるしか道はなさそう。

 

その場でとりあえずYESと回答しておけば役員全員に一度で話が済んだものを執行猶予を得たが為に1人1人回らなければならない。

 

1回のお叱りで済むはずが社長、専務、常務、部長と4回もお叱りを受けなければならない羽目に。

 

 

専務との激闘

 

昔ながらの頑固親父を絵に描いたような人なのですが、入室した瞬間から激昂しておられました。

 

殺されるわけじゃないし別にどうってことない…と思っていたけど、顔から湯気出てるじゃなかろうかと。人をラージャンみたいと思ったのは初めての経験だった。

 

そんな中、どうにか退路は確保したいと思いながら怒れるラージャンを相手にしていたのですが、なかなか隙がない。

 

言っていることは無茶苦茶だけど(言葉が)暴れまわっているせいで近寄れない。無茶苦茶だと思いつつ時折こちらの気持ちを言い当てられたりするもんだから恐ろしい。

 

さすが長年採用やってるだけあって見る目あるなぁ…と関心しつつ嵐を耐える。


嵐が通過しかけ、

 

専務「で、どうすんだよ?」

 

僕「やるからにはしっかりやります」

 

専務「やれなかったらどうすんだよ」

 

僕「気持ちが中途半端になったら直ぐに申し出て辞めます。」

 

専務「その言葉忘れんなよ?」

 

掴めたチャンスはここだけでした。

 


ライフラインの確保に成功した

 

…と思う。

 

内定貰ったら「気持ちが中途半端になったんで退職します」と申し出る気満々なのですが、舌の根が乾かぬうちに申し出たら当然激昂するんだろうなぁ…


300人強しか社員のいないザ・中小企業だけど役職付がこうして気に掛けて叱ってくれるのは有難いことだよなぁとも思うわけです。

 

すげぇ面倒だけど。

 

僕自身入社してから社員数が一向に変わらないのは入る人と出る人が後を絶たないからなのだけど、それだけ辞める人がいる中でこうしてサルベージしようと試みられず人知れず辞めていった人たちは沢山いるわけで。

 

それを思うと役員直々に声を掛けてくれて(叱ってくれて)救われる気持ちもある。
とりあえず必要とはされているんだな、と。

 


今後の動き

 

「もう一度頑張る」「気持ちが中途半端になったら直ぐに申し出る」と伝えたことで時間的に猶予ができました。

 

そういうことで書類選考を通過した本命以外は面接辞退をしようと思います。

 

これもまた嫌な作業だなぁ…と思いつつ、書類選考自体は結構簡単に通るだなということが分かった。

 

これが20代最後の1日(6/29)だったとかやり切れない気持ちで胸いっぱい。