【Excel】VBAが出来なくても出来る「マクロの記録」
こちらの記事で「マクロの記録」について少し触れ、自動化してラクしましょう!と書きましたが今回はそんな「マクロの記録」のやり方について書きたいと思います。
oyajinokakurega.hatenablog.com
それではいってみよう。
目次
◆作業手順を確認する
行き当たりばったりの出たとこ勝負でも良いのですが、「マクロの記録」では間違った手順もしっかりと記録してしまうので何をどう記録するのかを完結に明確にしておくと良いと思います。
今回はやり方の確認なので作業のステップは次の短く分かりやすいものにしようかと思います。
表は神奈川在住なので適当に市名を入れました。
手順の確認なので何でも良いです。
<手順>
1.表の「平塚市」を選択する
↓
2.選択した「平塚市」を削除する(Delete)
◆マクロの記録を開始する
「開発」タブ内にある「マクロの記録」を押下します。
※「開発」タブが表示されていない場合は下記の記事で書いているのでお手数ですが参照してください。
oyajinokakurega.hatenablog.com
するとポップアップが出てくるのでマクロの名前を付けてあげましょう。
動作する内容にしておくと後々分かりやすくて良いかと思います。
今回は「平塚市削除」としました。デスノートみたいですね。神になった気分です。平塚市に何の恨みもありませんのであしからず。
記録を開始したら「平塚市(A10)」のセルを選択し(手順1)、Deleteで削除して(手順2)、マクロの記録を終了します。
(記録の終了は「マクロの記録」を押下し、名前を付け終わったあと「記録終了」に切り替わっています。)
これにてマクロの記録は完了です。
◆記録したマクロを実行してみる
実行は開発タブの「マクロ」を押下してください。
するとポップアップが出てきて先程記録したマクロ名があると思います(平塚市削除)。
それを選択し「実行」ボタンを押下するとA10にある「平塚市」が削除されます。
◆ボタンを設置してみる
「マクロ」→「マクロ選択」→「実行」をいう手順すら面倒な場合はボタンを作ってしまいましょう。
「開発」タブにて「挿入」を選択すると画像のような感じで色々出てきます。
その中でフォームコントロールのボタン(左上)を選択します。
(マウスのカーソルを合わせてしばらくすると「ボタン」と表示されます)
図形を挿入する時と同じ要領でボタンを挿入し、すると「マクロの登録」というポップアップが出ます。
そこで先程作成したマクロ名(平塚市削除)を選択しOKボタンを押下します。
これでボタンに記録したマクロを割り当てられたので、ボタンを押せば一発で削除してくれます。
ただ「ボタン1」では見栄えも微妙なので、ボタンを右クリックし「テキスト編集」で名前を付けちゃいましょう。
◆Excelの保存を忘れずに
せっかく作成したマクロの記録も保存しなければ消えてしまいます。
そして設定を変えていないと次のエラーメッセージが飛び出すかと思います。
ここで「はい」を押してしまうとマクロなしになってしまうので気を付けて下さい。
保存する場合はファイルの種類を「マクロ有効ブック」を選択して下さい。
拡張子について軽く以下の記事で触れていますのでご参考までに。
◆まとめ
今回はやり方の説明のため「セルを削除する」という簡単な作業を記録しました。
2ステップで終わる作業ですが、これが10ステップ、20ステップを踏んで行う作業だったらどうでしょうか?
それも定期的に、あるいは毎日行う作業だったら?
マクロを記録しておけばあとは実行するだけで処理が終わるのでこれまで1時間2時間とかかっていた作業が秒で片付きます。
空いた時間で内職でもして下さい。