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親父の隠れ家

三十路を迎える親父が隠れて勉強を始めました。

法律用語はなぜ難しく書かれているのか?

ビジネス実務法務検定 法律 資格

◆はじめに

 

初めて法律系資格の勉強をするにあたって誰しもがぶつかるであろう

 

「なんで法律の用語や説明ってわざわざ分かりにくい小難しい言い回しをするの?」

 

という疑問と苛立ちがあると思います。

 

苛立っても勉強は進まないどころか心が折られる可能性すらあるので、まずはその理由を知って「そういうものなのか」と納得して勉強を進めてみて下さい。

 

 

 

◆言い方を揃える必要がある

 

新しい条文を書くときには、今ある法律の条文と、言い回しや用語を揃える必要があります。
新しく法律案を書く際にはその条文の言い回しが現行の法律で使われているかどうか確認しているとのこと。

 

 


◆なぜ揃える必要があるのか?

 

では、なぜ言い方をそろえる必要があるのでしょうか?

例えば新しく条文を作成する人が親切心に溢れる人で「分かりやすい表現で書こう!」と意気込んで書いたとします。

 

ところがどっこい、これまでにない新しい書き方をしたその条文の解釈が問題になったらどうでしょう。

 

新しい書き方をした人やそれを認めた人の責任問題になります。親切心でやったことが仇となり大きな責任問題に発展するなんて嫌ですよね。

 

ということで問題が起きた際に責任を取らされることを回避すべく無難な従来通りの書き方をしているのです。

 

もちろん従来通りの表現方法で書いたからといって問題が起きないというわけではありませんが、少なくとも「新しいことに挑戦した」という問題の要件になりそうなものは除外できます。つまり自己防衛なのです。

 

あなたが作った法律で問題が発生した際に、

 

「なぜあんな言い回しをしたんだ?」
「今起きている問題に対してどう責任を取るつもりなんだ?」
「損害額は億を超えているんだぞ?」

 

なんて詰められることを新しい条文の作成者が従来の表現を踏襲する気持ちが分かるかと思います。

 


◆難しい表現は分かりやすい表現に通訳すれば良い

 

小難しい言い回しや法律用語独特なニュアンスを持ったものは分かりやすい表現に直して勉強しましょう

 

例えば「善意・悪意」という用語。

 

一般的に使われる善意という言葉は「相手に良い結果を導こうとして行為を行なう気持ち」というニュアンスで使われ、反対に悪意は「相手に良くない結果を導こうとして行為を行なう気持ち」というニュアンスで使われます。

 

ですが法律用語でいう善意とは「一定の事情を知らないこと」悪意とは「一定の事情を知っている」というニュアンスで使われています。

 

「善意の第三者」とは「一定の事情を知らない第三者」
「悪意の第三者」とは「一定の事情を知っている第三者」

と言い換えることができます。
こうすると途端に意味が分かりやすくなったと思います。

 


◆まとめ

 

・難しい言い回し(従来の踏襲)は誤解が生まれるリスクを低減する為に用いられている
・難しい表現や用語は簡単な言い回しに変換する

 

全ての用語を簡単な言い回しに直していたら途方もない時間がかかってしまします。

 

参考書などを読んでいて全て意味が分からない…なんてことはないと思います。
分からない用語や何回も間違えてしまう箇所にフォーカスしてこれらの作業を行うようにしましょう。

 

分かりにくい用語の言い回し集を自身で作成し、それを片手に参考書を読むとより効率が上がるかもしれませんね。

次第に言い回しを覚え、慣れることでスラスラ読めるようになりますよ。

 

もし勉強をしていて言い回しなどの壁にぶつかったら心が折れる前に思い出して頂けると幸いです。